-正義のヒーロー・タクトの受難-

 −第四章・虜囚−

  ・・・・・

  目が覚めると、拓斗は研究室のような変わった部屋の、機械で出来ているような壁に頑丈に固定されていた。
  拓斗は、自分の記憶を順に追ってゆく。そして、自分がボルモを倒したところまで思い出した。


 「あ! ここは敵の基地なのか!!」
 
 どう考えても、気絶した後でここに拘束されたとしか思えない。拓斗は拘束具をはずそうとじたばたと手足を動
  かすが流石にとれるような物ではない。その拘束具は特殊な素材で作られているようでとても固くて丈夫だ。
  その拘束具は、拓斗の両腕の肘より少し上のところと、両膝より少し上の四箇所につけられている。つまり、
  肘から下と膝から下は割と自由に動く、といってもその行動範囲は非常に狭い事は言うまでも無い。そこに、
  ドアに開く音と共に一人の少年と、カラスの化け物、そして巨大な目玉に毛むくじゃらの体を持った化け物が
  現れる。もちろん、ダルク、ルーケテュム、レスである。

 「この、ダルクめ! はなせ!!」

 拓斗は昨日あれだけひどい目にあわされたが、復讐を存分に済ませたため、強気にでる。

 「ふふふ・・・拓斗君、よくも僕の部下を焼き殺してくれたね。報いは受けてもらうよ。」

 「うるさい!お前たちはいったい何が目的なんだ。」

 「知りたいかい?僕たちはこの世界を乗っ取るつもりだったんだよ。
                   でも、それには君の光玉が邪魔になるんだ。」

 「だったら光玉を始末すればいいじゃないか!なんで俺をこんな目に・・・・。」

 「それはだね、君からエネルギーを搾り出せば、僕の力がいっそう増すからだよ。もちろん、ボルモの復讐も
  あるけどね。ま、半分趣味もあるけどね。君がもがくるしむところを存分に見ると言うね。」

 そして、拓斗の背中の方で鉄の扉が開く。そして無数のこちょぐりハンドが現れた。もう拓斗は何をされるか
  大体予想は付いていたが、いざやられるとなると気が引ける。昨日の悪夢がよみがえってくる。しかし、表
  面上だけでも強気を保とうとする。なにしろ面前に冷酷な悪の帝王がいるからだ。

 「ふ、ふざけるな!」

 ダルクはすべてを知ったような目つきでニヤッと笑う。そして、指をわきわきと動かしながらくすぐりハンドが
  近づいてくる。拓斗は思わず目をつぶる・・・。

 しかし、そのとき与えられた刺激は拓斗が予測したものとは違っていた。

 ぶるぶるぶぶる・・・・・

 「あへ、やあ!」

 「おおっと、言い忘れてたけど、君のスーツの中にブルブル震えるものを入れて置いたから。」

 「はああん、んやあ! このおお、んぎゃあん・・・」

 ボルモは拓斗の心を完全に読んでいた。拓斗の強がりをバイブによって容易く崩壊させてしまった。拓斗
  は忘れていた欲情を思い出さされ、股をもじもじさせる・・・しかし、拓斗の股間にぴったりフィットする形で
  作られ、微妙な振動でランダムに震えるバイブに対抗は出来ない。もちろんいく事も・・・。拓斗は、頭の
  中だけでなく、体でも完全に昨日の感覚を思い出し、余計に不安になる。そんな状態でくすぐりが始まる
  のである。

 こちょこちょこちょこちょ・・・・

 「んははははははははあはああああんが、ははああああ!!」

 その効果は絶大で、拓斗はくすぐりハンドに、まだ優しくくすぐられただけなのに大声を上げて笑い苦しむ。
  その上、ボルモが感度を4倍にしたままであったのだ。くすぐりハンドのくすぐり加減はどんどんと激しくなり、
  ある手は爪を立てるようにコショコショくすぐり、ある手は優しく撫でるようにくすぐり、またある手は五本の指
  すべてを使って、ちょんちょんとつつくようにくすぐる。拓斗は、手足をばたつかせる。そして、ばたつかせて
  みて初めてその拘束具の意味を知った。先ほども言ったように、拘束具は肘から下と、膝から下は自由に
  動かせるようになっている。それで、手足をぶんぶんと無駄に振らせるような構造になっているのだ。これ
  は、完全拘束よりたちが悪い。人間、その意図がわかっていても苦しければ無意識に暴れてしまう。そう
  やって出たエネルギーはボルモの研究所のエネルギータンクに流れて、ボルモの軍団を育てるエネルギー
  となる。

 「そうだよ、いい子だ。そうやって僕にどんどんエネルギーを送ってくれ。」

 ダルクは、拓斗が笑い苦しむ姿をいかにも怪しい目つきで見つめて入る。どう見ても楽しんでいる。この、
  いやらしい目つきにムカッときて、ダルクをにらみつける。しかし、涙目になりながら笑っているので、あま
  り説得力が無い。かえってそれがダルクのサディスティックな部分をくすぐてしまったらしく、更に激しいお
  返しがくる。

 くすぐりマジックハンドのくすぐり方がどんどんとパワフルになってくる!!

 「あははははははははははははははははっつ!!んぎゃあああ!!やああめろおお!!

  んぎゃあああアッはああははははあははははあはははああああ、やあああんああ、そこだめ、へええ〜

 んはあああ、あはああははあはははあはははあははあああああ!! 

 んがああっつ、あはっはああん・・・・んぎゃあっ!!や、や、やああああ・・・

 こちょぐるなああああ、あはあはあはははあはああああはははっははさっはあは・・・・・・

 ぶっつはあ!あは!んやあ!!! くすぐったい、んがああ、もうやあ!!!!!!

 やああああめえええろおお!!やめっあひゃっつ・・・・」

 

 「おやおや、さっきまであんなにつよがっていたのにねえ・・・」

 ダルクはまるで変わってしまった拓斗の態度を面白そうに指摘する。もちろん、豹変させるように謀ったの
  は他でもないダルクなのであるが・・・・。

 「レス、ルーケテュム。拓斗がこれじゃあ足りないらしいからもっと楽しませてだって。」

 レスも、ルーケテュムも、待ってましたと言わんばかり拓斗に近づいてゆく。レスも、ルーケテュムも仲間
  のボルモを倒した拓斗に恨みを持っていたこ。拓斗は特殊能力を持つ怪物にくすぐられるのはもう御免と
  言う感じで暴れまくった。

 「うわああ!!こっちくなあ、んはあああははははははは・・・・」

 「拓斗、ボルモの敵をとるカアー!」

 「かくごするんだぞ!」

 ルーケテュムは拓斗の靴を脱がせ、自分についているカラスの羽でこちょぐりまわす。もちろんただの
  羽ではない。くすぐっているうちに感度がどんどんと上がるようになっている。感度は最高で14まで上
  がるが、羽でこちょこちょされているうちに、足の裏はマックまで上がってしまう。これでは、羽でこちょ
  こちょとくすぐられるだけでもうたまらない。しかも両足いっぺんに攻めてくる・・・・。

 「んはあああああああああ!!!」

 攻めてくるのは羽だけではない。羽で攻める合間を縫って、拓斗の事情など考慮できないマジックハンド
  たちが、指をたててくすぐってくる。

 「ああ、あああああ!!!おにいいいいい、、あくまああああああははははははあははああ

                                  んぎゃああ、ああはははは・・・・・・・・・・・・」

 レスも負けてはいない。その、モコモコとした毛をフルに活用して、拓斗の体をくすぐりまくる。そのモコモコ
  の中に包まれた拓斗は何とも言えないくすぐったさに襲われる。

 いくら手足をばたつかせても、壁に掛けられているような状態ではまるで意味が無い。ルーケテュムが感度
  をマックスまでアップさせた足の裏までそのモコモコが包み込むと拓斗は文字通り暴れまくり、からだ全体
  をバタバタと狂ったように動き、毛虫のように悶える。そして、モコモコの中で足をバタつかせえると言う自
  殺行為までしてしまう。自分で自分の足の裏をくすぐって入るようなものだ。

 ルーケテュムも負けじと、今度は足の甲を羽でくすぐる。足の裏は敏感なところだが、足の甲もかなり敏感
  なところだ。そんなところをマックスまで感度を上げられたら・・・・

 ここまで、足の裏でくすぐったい思いをすると、どうしても無意識に動かしてしまう。そして、それを知っている
  かのようにくすぐりハンドが四本の指をちょんと立てて、拓斗がばたつかせている足の軌道に置く。先ほど
  のように拓斗は自分で自分の足の裏をくすぐるような形になる。

 ようやく取れに気付いた拓斗は、敏感になりすぎた足裏を守るために足を引っ込めるが、そうしたら後ろに控
  えているくすぐりハンドがいきなり奇襲を掛ける。あまりの刺激にまた足を前に突き出してしまい、その軌道
  に待機しているくすぐりハンドの指にもろにサッと当たってしまう。

 まるで、ずっと続くブランコのようだ。

 足の裏だけで手いいっぱいなりそうな拓斗をよそに、レスもルーケテュムもポジションをどんどんと移動して
  くすぐり回していく。全身の感度は瞬く間に上がってゆく。さすがに「復讐」をかねているだけの事はあって
  中途半端な事はしないようである。拓斗はもう笑い声すら出ていないほどくすぐったがっていた。

 「・・・・・っか、んがあ・・・・・・」

 そこでずっと静観していたダルクが口を開く。

 「さあ、盛り上がってきたところで感動の兄弟対面といこうか。」

 そういうと、目の前の壁が轟音と共に開き、そして拓斗と同じ機械にかけられた兄の潤が姿を現した。しかも、
  小学生が履くような白のブリーフパンツ一枚だけでくすぐりまわされているのである。潤が弟の姿を確認した
  とき、潤にとって最後の頼みの綱であた拓斗が捕らわれた事を理解した。

 「んがあははあははあああむん・・・ぐっははははああ、たくとおおお! たふけてええん!」

 「んっつ、かあ・・・・ああ・・・・に・・さん・・・!!」

 潤は兄なのにこんな状態で拓斗の目の前でくすぐられている事が恥ずかしく、すこし赤くなる。だが、そんな
  恥じらいはくすぐりの波の中にすぐに飲まれてゆく。

 ・・・その状態のまま二人は、食事と睡眠時間を除いて三日間ずっとくすぐり続けられた。

 二人の耐久力は、三日間ずっと情け容赦ないくすぐりを受けたお陰で限界に来ていた。そこまで

 くすぐりまくった後にダルクはようやく話し出す。

 「二人とも楽しいかな?

 これから、ゲームしようか? 二人のうち、どちらか一方がくすぐる側に回ってもいいよ。」

 つまり相手の犠牲で自分は助かると言う道をとれと言うことだ。普段なら正義感の強い二人は確実に拒否
  していたでしょうが、今は精神的にかなりきている。このきわどい選択を強いられて二人は各々次のように
  答えた。

 「いあああなああああ、やめ、んはあははははあああ、んんそんなこと、んひゃ!!できない・・・」

 これが拓斗の答えである。一方、潤は

 「俺は、ん葉ああなんあああああはっははああ、ん俺はやるううう!!

               だから、んははひゃああ!! やめてええええ!!」

 拓斗はこの発言を聞いたとき、自分の耳を疑った。しかし、ダルクの笑みと共に潤のくすぐりが止まった。

 「ごめへえんっ拓斗・・・」

 そう言うと潤は、拓斗を優しくくすぐりだす・・・・。拓斗は兄に裏切られた事が信じられなかった。しかし、潤
  のくすぐりは思ったより激しかった。

 潤の繊細な指は、拓斗のわきの下を掻き回す様にくすぐり、わき腹や太腿、足の裏など拓斗の弱いところ
  を容赦なく、全体的にくすぐる。

 「んっつははははははははあはああ!!! 

  やあ、やめてよ兄さん! んが、ははははあああ!!」

 「ごめん、ごめんよ拓斗。手加減すると、ダルク様にまたくすぐられてしまう。

  もうこちょぐりはされたくないんだ!!」

 拓斗が捕まった事により、希望を失った潤はダルクに敬語まで使っていた。潤の細長い指が、拓斗の敏感
  なところを次々とくすぐる。と、そこで拓斗の変身が切れてしまったようだ。青光と共に拓斗は元の学制服
  の姿に戻る。ダルクはにやっと笑う。

 「おやおや、変身が解けてしまったら、得られるエネルギーが少なくなってしまう。

 ま、普通の人間に戻ったらなら戻ったで別の楽しみ方もあるけどね。」

 すると、くすぐりハンドが一斉に拓斗の服を破り、あっという間に全裸にしてしまう。もちろんの事、全裸状態
  の拓斗の全身をくすぐりハンドが襲う。

 「ジュン、君はホントに細くて繊細な手をしてるね。ピアノ習ってたんだって?

 それじゃ、拓斗を撫でくすぐってあげな。」

 潤は言われるままに拓斗の全身を、直接素肌で指先を器用に使って撫でくすぐる。拓斗は、潤の優しい手
  に よるくすぐり地獄に身悶える。

 「ひゃあ、だめえ!」

 拓斗は脇の下より少し下のところを優しく撫でくすぐられたときに、明らかに非常にくすぐったがった。潤は
  弱点を見つけて、そこを重点的にこちょっ、こちょっとくすぐる。

 「んああああああ!!やああ、んあああ!! や、やああ、やんがああははあは。」

 悲鳴をあげる拓斗をよそにわき腹、腰を一気に撫で下がってゆき、下半身をくすぐり出す。潤はじゃがんで、
  熱心に拓斗の太腿や膝小僧や膝裏などをこちょぐる。潤の目の前には拓斗の起ちきったあそこが揺れる。

 「潤君、拓斗君は今日まで随分頑張ったから

  ご褒美にイかない程度に気持ちよくさせてあげな。」

 潤はためらい無く拓斗のアソコを擦る。もちろんくすぐりハンドのくすぐり攻めは続く。

 「んやああ、にいさん、にいさん! やあめてえ!! んがははっははああっはははははああ」

 本当に潤がやっているとは、拓斗は信じたくなかった。それとは関係なく、潤の繊細な指から来る刺激に、
  拓斗は感じてしまう。しかし、イカにアソコを弄ばれ、その上三日間もバイブで攻められ続けたのだ。今度
  は人間の手に触られたことにより、快感はいっそう増してしまうのだ。

 潤は亀頭の先だけを指先で触ったり、人差し指だけですりすりと撫ぜたり、五本の指を拓斗のアソコの根
  元から摘みあげるように下から上に撫で上げたり、命令に忠実に拓斗にイかない程度の刺激を与える。

 「んなああ!! んがああ、やああんぎゃあはっはああははははあああ」

 潤が亀頭を中心に激しく攻めていくと、拓斗はようやくイきそうになる。

 「はい、そこまで!」

 悪魔のようなダルクの命令により、潤は拓斗のアソコへの攻めをやめる。その頃にはエネルギーも充填で
  きたらしく、変身がまた始まり、元のスーツ姿に戻る。そして、潤のくすぐり先は再び上半身に移っていた。

 拓斗はもう兄は自分を見捨ててしまったのかと思った。

 しかし、潤にはまだ正義感と弟に対する優しさが残って入るようだ。上半身を再びくすぐり出したときに、
  一瞬のダルクの監視の隙をついて拓斗のエネルギーのダイヤルをマックスまで回したのだ。拓斗はエ
  ネルギーを全開にし、体から眩しいほどの光が放たたれる。そして拓斗は自らを拘束していた拘束具
  の破壊に成功した。

 「しまった!」

 ダルクは慌てて対処しようとするが、エネルギー全開の拓斗の速度は速く、ダルクは殴りかかられる。
  ダルクはそれを何とかよけたが、その隙に拓斗はレスとルーケテュムにあの強烈なビームが浴びせた。

 ぎゃあああああああ!!!

 二人は瞬く間に、あっけなく灰になってしまった。実は、かれらはボルモよりも弱かったのだ。ダルクは
  怒りを爆発させて襲いかかる。拓斗はそれを避けつつ反撃を食らわす。早く決着をつけなければエネ
  ルギー切れになってしまう。

 拓斗は強烈な飛び蹴りをダルクにむけてした。しかし、ダルクはそれを避けようとせず、マントを広げる。
  そのマントの中を良く見ると、四次元空間のようにゆらゆらと揺れている。

 しまった! 

 と拓斗が思ったときには拓斗はダルクのマントの中の暗黒光玉によってつくられたであろう空間に入り
  込んでしまった。

 ・・・・その中は暗かった。拓斗はどんどんとエネルギーを吸い取られてゆき、元の裸の姿になる。拓斗
  に起きた変化はそれだけではなかった。拓斗は暗黒光玉に力によりどんどんと幼児化が起こり、小学
  校低学年くらいの形にされてしまった。そして、暗いその空間の壁からこちょこちょ攻撃が起こる。まる
  でスライムにくすぐられるような感覚に、小学生の幼い姿にされた拓斗は耐える事は出来なかった。

 「んぎゃはああははははははあああ!! ひ、卑怯だ! 卑怯だ・・んがはああはははあだるく!」

 そこでダルクの声が聞こえてくる。

 「やあ、そこは僕の胸の中だよ。小学生の体のままくすぐられな。」

 拓斗は自分をくすぐりまくるモヤモヤから逃れようともがくが、水の中のように、最早くすぐられないとこ
  ろは無い。感度は14倍、しかも体は敏感な小学校手い学年。小学校手い学年と言えば、アソコをくす
  ぐられて、勃起はしても優しく攻められればくすぐったく感じてしまう。

 拓斗は本当の生き地獄に落とされてしまった・・・・・。

 そこにもう一人可愛い幼稚園生が、拓斗と同じように水のように体にぴったりフィットしてくすぐる靄のな
  かで悶えていた。そう、それは潤であった。タクトのダイヤルを回した罰として幼稚園生まで年齢を下
  げられ、思い切りくすぐられていた。

 「にひいさああん!!あああ、はははああはんなははははは・・・」

 「ひゃくと! ん画ああはあはははああはあははあはははあははあはっ・・・・」

 兄弟の再会にしてはあまりに奇妙な光景だった。二人は永遠にこのままくすぐり続けられることを覚
  悟した・・。

 しかし、拓斗はもがき苦しむ中、あるものが浮いている事に気がつく。赤い光玉、そうダルクと融合し
  た暗黒光玉だ!!

 拓斗は必死にその暗黒光玉まで泳いでいく、しかし暗黒光玉はそれに気付いたように逃げ回る。
  そのあまりの速さに、拓斗は追うのを断念する。そしてその場で丸まりながら何とかくすぐりから
  逃れようと暴れまわる。

 しかし、幸運はここでも起こった。逃げて行ってしまった暗黒光玉が、足をばたつかせて笑っている潤
  の足に当たり、拓斗の方に飛んできたのだ。拓斗は渾身の力を振り絞って暗黒光玉をくちでキャッチ
  して、思い切り噛み砕いた!

 ものすごい轟音と光に包まれた後、拓斗と潤は外に放り出された。そこには暗黒光玉の力を失い、
  もがき苦しんでいるダルクがいた。ダルクはそのまま立ち上がり、ふらふらと歩きながら脱出ようの
  秘密とびらを開けた。

 「うっ・・やられたよ・・・・・だが君には必ず、復讐するからな・・・」

 そう言うとダルクは脱出路の中に消えていった。ダルクの城は崩れ始めていた。拓斗はダルクを追
  うより、放り出されて気絶している潤をおぶってから、ダルクと同じ脱出路から逃げる事に成功した。
  久しぶりに眩しい太陽の光を見た・・・・。拓斗は地上に這い出たときダルクの研究所が大量の煙と
  共に爆発、炎上しているのが見れた。

 「ダルク・・・光玉が砕けたお陰で、お前は力を失ったが、光玉自体が無くなったわけじゃない。
  こんど、また現れたら必ず決着をつけてやるからな!」

 拓斗は固い決心を胸に、潤をおぶり、危険な研究所からゆっくり遠ざかっていった。